コミケに行ったことがあります。すごいパワーです。

老いも(結構お歳めした方いました)若きも男も女も、まーすごい数の人たちが集まってます。イ

ベントとしては最大規模だと思います。

コミケとは?と聞かれれば、正式にはコミックマーケットのことで、コミケットと呼ばれたりもします。

年2回のお盆と年末にビックサイトで行われる、何しろ最大級の同人誌即売会のことです。

同人誌そっちのけでコスプレする人もいたりですが、基本は同人誌(つまり自費出版)の即売会なのです。


コミックだからって漫画のばかりではありません。
本当にむちゃくちゃ多岐にわたった分野の即売会です。コミケに無いカテゴリーってもしかしたら存在しないかもしれません。

で、コミケには、やっぱりコミック(漫画)は多いわけです。

自費出版だからって侮る無かれ、なんと1万円の値がついた漫画をたった一日で1000冊も売り切ってしまうツワモノもいるとか?
何しろ、自費出版ですから売上は全部、利益になります。(もちろん、こんだけ売れちゃうと税金も払わなくちゃダメですが…)

ジャパニメーションなどといって、日本の漫画文化、アニメ文化は海外からCOOL!といわれて相当評価されています。

実際、宮崎駿だけでなく、日本のコミックってどれもやっぱりすごく面白いです。

おもわず、自分でも描いてしまった漫画をきちんと製本してみるとあれれ、プロの単行本とほとんど変わらない出来栄えのものもとても多いんです。


そんな本を探すのもコミケのひとつの楽しみであったりします。

自費出版のジャンルの中でも特に多いのが、自分史ではないでしょうか?

この自分史と言う言葉は、歴史学者・色川大吉が『ある昭和史−自分史の試み』という著作の中で使い始めた言葉だそうです。

この作品は、昭和50年のものです。


そういえば、昭和50年代に小学生だった私も、国語の授業で「自分史」を書かされたことを思い出します。
小学生の自分史ですから、そんなに長い歴史はありません。
それでも父や母に生まれた頃のエピソードなどを聞きだしたり、あるいは、自分がよく憶えているエピソードを書いたように記憶しています。


自分史を書く場合、年齢を重ねれば、重ねるほど入れ込みたい内容が多くなってきます。

一方で記憶も薄れてきます。

さらに自分は分かっていても、他人に分かるように書くことは、意外に大変です。


多くの人が書かれた自分史のほとんどは、テーマを絞っています。

会社員時代のみに絞ってその時、出会った人とのエピソードのみを綴っても面白いでしょうし、

今まで旅行した先の思い出ばかりを写真つきで綴っても相当の分量になるのではないでしょうか?


私の祖父の場合、昭和一桁生まれの人の自分史の多くがそうであるように、昭和16年ごろから始まり、終戦で終わります。

何も「自分史」の全てを書く必要はありません。

ある時代のある面だけを書いても、自分らしさは充分表現できます。
自分の生きた証として何かを残したいと考えるのは、人間の本質的な欲求だと思います。

生きた証を残す一つの方法として「自分史」を書いて本の制作することはとてもよい方法だと思います。

小説家ってとっても憧れます。

自分の書いたストーリーでたくさんの人に感動を与えることが出来たら、こんな幸せないなーと感じます。

小説書くのに必要な能力ってなんだろうって考える事もありますが、もっぱら読む専門になってしまいますね。

でももし、小説が書けたら、やっぱり発表したいですし、それはweb上のテキストデータではなくて、きちんと本にしたいですね。

何でもそうですが、きちんと形になっていると、それだけで面白さも少しアップするように感じます。

ただ、ワープロに文字を打っただけよりもプリントアウトしたほうが読みやすいし、
それがきちんとレイアウトしてあればもっと読みやすいですし、
さらにさらに印刷製本してあれば……

ちょっとつまらない小説だって、面白く感じてしまいます。

少なくとも、いくらか読みやすくなります。


ところで小説ってどれくらいの分量があれば1冊の本として成立するでしょう?


その本にもよりますが、だいたい1ページ40字×18行くらいが多いのではないでしょうか?
いやいや、本当にいろいろです。

そしてページ数ですが、これも200ページくらいから350ページくらいが多いのでは?
これも本当にいろいろです。

1冊の小説を書くのにだいたい、400字詰原稿用紙で400枚くらい書けると本の体裁が出来ます。

もちろんこれは、長編小説でもいいのですが、20枚くらいの短編小説20本でも構いません。なにしろ、これくらいの原稿量があるとカッコいい本ができそうです。

ひとりで400枚書けなかったら、そういうグループを作ってもいいかもしれません。実際そう言ったサークル活動も多く行われているでしょうから、近所を探してみるのもいいかもしれません。

自分の小説が活字になって(古くさい言い方だなー)、本の形になってくるとやっぱりとてもいいものです。

デジカメやカメラ付携帯電話、ちょっと前までは使い捨てカメラなど、本当に写真は身近なものになりました。

1年間、全く写真を撮らなかった人ってもはやいないのではないでしょうか?

そんな写真もたくさん増えてくると、テーマごとに写真集が作れるかもしれません。

プロの写真家の写真集に比べれば、それは劣るかもしれません。

でも自分の撮った「子供たちの写真集」「愛犬の写真集」「子猫の写真集」や、趣味の「競馬の写真集」、自宅の「庭の写真集」……。

なんだかとても面白そうです。素人写真家にしか出来ない写真集って、一般ウケはしないかもしれません。

でも自分たちにとっては、写真をただプリントするよりもずっとずっと素晴らしいものになります。

私は友人が趣味でとった写真の写真集や、スタジオでカメラマンに撮ってもらった自分の子どもたちの写真を写真集にしてまとめました。

写真集にしてまとめてみると、ただアルバムに貼ってあるものよりもずっと特別に感じられます。

これがきちんと本にすることの魅力ですねー。

さて、アマチュアカメラマンにとって一番の悩みは、この写真が印刷物として通用するか?
といったことではないでしょうか?

よく、編集者からこの写真は印刷には使えないなどとつきかえされる事もあるようです。

そんな場合は、ちょっと高くつきますが、実際の写真集と同じ大きさに、必要な写真を引き伸ばしてみるといいです。そうすれば、ほぼその引き伸ばした写真と同じレベルで印刷物も仕上がってきますから。


文章書くよりも、写真は手軽ですから、個人による写真集はこれから、どんどん出てくると思います。

今、絵本ブームと言ってもいいかもしれません。


どれも秀作ばかりで、とても自分には真似できないと考えてしまうかもしれません。

絵本の大変なところは、ストーリーを書く能力と、絵を描く能力の二つが必要なことではないでしょうか?

商業出版の場合は、文章を書く人と、絵を描く人が分かれていたりしますが、なかなか自費出版で出す絵本の場合はそうはいきません。

もし面白いストーリーを考えついてこんな絵を描いてもらいたいと考えた場合、身近に絵を描ける人がいれば、相談してみる事もいいかもしれません。

あるいは、インターネットでイラストレーターなどを調べて交渉してみる事もいいのではないでしょうか?

一方、絵が描ける人は文章なんか無くったって構わないと思います。絵のすごいところは、直接、語りかけてくるところです。絵だけでストーリを作って文章の無い名作はたくさんあります。

何も固くなる必要はありません。

自分用個人用の絵本だと思って気軽に絵を描き始めてみてはどうでしょう?

 

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