International Standard Book Number(国際標準図書番号)の略。10けたのコード番号で全ての書籍を判別させる。日本では1981(昭和56)年から実施。最初の1ケタが「国別記号」で日本は4。次は「出版者記号」で日本図書コード管理委員に申請すると各々に2〜7ケタが与えられる。次は出版者が出版記号と合わせて8ケタになるように自由に選ぶことのできる「書名記号」。最後の1ケタはコンピュータの入力ミスを自動チェックする「チェック数字」。
ISBNの印刷部位については書籍の外側・奥付・スリップの3ヵ所、書体はOCR-Bフォント、大きさ、数字群の間隔・色が規定。

見返しとは区別される本の中身の前後に入れる印刷されていない紙。

コーテッドペーパーの一種。特アート、並アート、つや消しアートなどの種類があり写真集、画集、絵本、などの上製本やポスターなど高級感を出したい印刷物に適している。
原紙の片面または両面に鉱物性顔料と接着剤を混ぜたものを機械的に塗り、乾燥したところで光沢を与える。

製本の折丁を一折ずつ糸でとじ合せること。
折り丁の大きさ、紙質、厚い薄いなどに応じてとじる箇所を増減したり糸の太さを決める。束の厚い本にはテープとじも使われる。

写真印画を作る感光紙。焼き出しの印画紙と現像の印画紙がある。

薄紙を使った柔軟な表紙、製本方法。無双表紙、溝切り表紙、垂れ革表紙などの種類がある。

日本での一般的な原紙のサイズ。寸法625mm×880mm。

書籍・箱に巻いた印刷物。オビ、腰帯などとも呼ばれる。書名、著者名、内容紹介、短評などを印刷し、広告宣伝の役割をする。

製本で印刷された紙をページ順に折りたたむこと。四つ折りで8ページ、八つ折りで16ページ。八つ折りが標準となる。しかし大きな機械になると32ページのものもある。単ページで印刷するよりも効率がよく、また製本後も本が壊れにくくなる。

本文より大きいサイズの紙を折って本に差し込んだもの。目次・年表などに使われる。片観音、両観音折りなどがある。

紙は目に沿って折り曲げたり破ったりしやすい。本が開きにくくなったりのどや小口が波打たないよう一般的に製本では本の天地に紙目をあわせる。紙目が左右に入っている事を逆目になっていると言い、一般的にはページが開きにくくなり好まれないが、薄い紙や悪い紙の場合は、破れにくくなるため、あえて逆目で作ることもある。漫画雑誌や週刊誌などは、逆目で作る。

心紙、クロスなどを使った装丁をした本格的な本製本に対して糸、針金、無線でとじたものに表紙をつけた製本形式。平綴じ。

帯、帯紙。書籍・箱に巻いた印刷物。書名、著者名、内容紹介、短評などを印刷し、広告宣伝の役割をする。

折丁の各々の背に印刷する目印。落丁、乱丁を防ぐ。落丁、乱丁などが発見しやすいよう、階段状の斜線に並ぶような位置に印刷する。また同様に背丁として、書名や折番号なども入れる。

書籍のデザイン。ブックジャケット(カバー)、表紙、見返し、扉、小口、箱など書物の体裁を整える作業。使用する紙から書体、レイアウト(デザイン)まで含まれる。

薄紙を使った柔軟な表紙、製本方法。無双表紙、溝切り表紙、垂れ革表紙などの種類がある。いわゆる文庫本や新書本などがこれにあたる。並製本。

広い意味では著作物をつくった著作者に認められる権利。複製権、上演権、演奏権、放送権、有線放送権、翻訳権など種類によって異なる。また、保護期間は著作者の死後50年となっている。

本の厚さである束の実際の厚さを確認するため全て同じ用紙を使い、見本を試作すること。中身は真っ白のページであることが多いが、オンデマンド印刷のように、印刷した後、若干紙に厚みが増す場合は、正確には印刷したもので作ったほうがよい場合もある。いずれにしても表紙、カバー、箱などの用紙の厚さ、寸法などを決める。もちろん本のページ数など実際と同じように指定する。

書籍、雑誌などの制作物で本文以外の付属部分の用紙にも本文と同じ紙を使用すること。仮製本などは表紙も同じ紙であることが多い。

心紙、クロスなどを使った装丁をした本格的な本製本(ハードカバー)に対して糸、針金、無線でとじたものに表紙をつけた製本形式。ソフトカバー。

熱圧着によって金・銀箔や色箔を本の表紙、箱の紙やクロスに付着させること。通常の印刷機ではなく箔押し機を使うため、通常より製作工程が増える。その分、値段も上がるし、制作日程も必要になる。

印刷物表面の保護、または光沢を出すために表面に極薄いビニールフィルムを貼ること。フィルム厚はおよそ0.03〜0.05mmで接着剤もビニール系を使用。

印刷物表面に光沢を出すため、または耐水性をつけるために印刷後表面にビニール溶液を塗ること。ゴムロールを使ったりグラビア版を使って塗る。昔はニス引きが主流だったが最近はビニール引きが使われている。

通常の本は、製本された本にカバーがかかっているが、カバーをはずした状態の本を開く向きに置いた時に、表に来る「本の顔」の部分。通常、本のタイトルと著者の名前などが入る。表表紙(おもてびょうし)とは言わずに”表1”(ひょういち)という。対して裏面(通常値段やバーコードなどが入る)のことは、”表4”(ひょうよん)と呼ぶ。表1と表4の間にある部分を本の”背”と呼び、表1を開いた裏面を”表2”(ひょうに)、表4の裏面を”表3”(ひょうさん)と呼び、雑誌などでは広告が入る場合が多い。

書籍のデザイン。ブックジャケット(カバー)、表紙、見返し、扉、小口、箱など書物の体裁を整える作業。使用する紙から書体、レイアウトまで含まれる。通常、デザイナーと呼ばれる装丁家が行うが、編集者が兼任したりさせられたり、組版オペレータが兼任したり、やらざるを得ない事もある。

携帯しやすい小型本。古典作品や既刊書の普及を目的につくられた同一出版社から刊行される同一の型、装丁の小型本。ドイツのレクラム文庫を模した。A6サイズよりやや大きめである事が多い。

 

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