はじめての自費出版

私が実際に作った、某大学院の修士論文。もうごくごく簡単に製本しました。
以下が、細かな設定です。

本文ＤＴＰ　Office Wordを使って自分でやってしまいました。写真も何点もあるのですが、全部デジカメの写真をそのまま使いました。そのほか、グラフや図の類は、Excelも使いました。
表紙　　　　一応、印刷屋さんに所属しているデザイナーさんがいらっしゃったので、お願いしてしまいました。さっさかやってくれたのですが（多分正味30分くらい）かなり、かっこよくあがってきました。やっぱり表紙はそれなりのものに仕上げたいですね。

判型　　　　Ａ４判／100ページ

本文用紙　　ハミング60k　46Ｔ
表紙用紙　　レザック66　ベージュ

本文印刷　　コニカミノルタオンデマンドプリンタ　Sitios7085
表紙印刷　　オフセット印刷

制作部数　　20部

お値段　　　表紙デザイン、フィルム、刷版、印刷、表紙用紙（レザック）→まとめて5000円
　　　　　　本文印刷、本文用紙（ハミング）→まとめて10000円
　　　　　　製本→15000円
　　　　　　→しめて、30000円（安い！）

さてさて、それでは制作風景にGO！

⇒論文の本文印刷へ

まずは、本文の印刷。Wordで作った本文をコニカミノルタのオンデマンドプリンタにプリント指示（いわゆるプリント…なんにも難しくないですね）。

オンデマンド印刷は、一部ずつ両面に出力されます。100ページ20部印字するのに20分くらいでした。早い！

で、本文は完了！！

⇒自費出版の表紙デザインと組版へ

表紙のデザインは印刷会社さんに所属のデザイナーでＫさんです。やっぱりデザイナーさん、Macを使っています。

タイトルと必要なテキストをお知らせしたら、さささってあっという間にデザインしてくれて、何回かゲラを確認して、正味30分くらいでデザインと組版が完了です。

ネガフィルムを出して、印刷の現場にフィルムを渡します。

⇒論文の表紙刷版制作へ

印刷部門を担当するのは、ベテランのＴさんです。Ｔさんは、表紙の印刷をやってもらいます。まずは刷版といわれる、ハンコの部分を作ります。実際にハンコって呼んでました。

Ｋさんからもらったネガフィルムを生刷版の上に置き、マスキングします。

そして、その刷版を強烈な光に当てます。

焼きあがった刷版を液体につけて、刷版の出来上がり。


⇒論文の表紙印刷へ

さーいよいよ印刷機の登場です。

用紙はこれ(レザック66　ベージュ)です。

この用紙と先ほどの刷版を印刷機にセットします。

ここまで、結構時間がかかりました。

そして、印刷機が稼動し始めると刷版にインクがのります。

あっという間に印刷は完了してしまいました。



⇒論文の製本へ

製本も同じ印刷会社で頼めればいいんですが、そこは、お金ないですから…。直接交渉してきました。

で、早速、印刷した表紙と本文を持ち込みます。

そして、製本作業の第一ステップ、外側を軽く断裁して大きさを整えます。

製本の機械にセットしてあれれっ？

のりの温度はおよそ200度。製本直後はまだ温かい。

天地と小口をきれいに仕上げて、製本にかかった時間は10分？
あっという間に出来上がりました。

完成！